富士、はやぶさ、ムーンライトながら

とうとう無くなっちゃいましたね。
葬式鉄ってちょっとミーハーなイメージもあったので躊躇しましたが結局見送りに…

まず木曜日、最終日は人がすごそうなので一足先に見納めしておこうと出勤前に共和インター近くへ上りの「富士・はやぶさを」見に、ほぼ定時だったので暗闇の中を通り抜けて行きました。

しかしこれで火がついてしまい結局すべての最終列車を見送ることに。
金曜日帰宅してから出撃、風雨は強くなっているものの人は多そうだったので名古屋駅は避け、栄生駅のホームから下り「富士・はやぶさ」見送る。ホームの後寄りで見ていたけど同業者は無し、但し名鉄の職員が一人僕の脇で手を止めて見送っていたけど。

それから名古屋駅に戻り名古屋駅のホームから上り「ムーンライトながら」を見送り。
こちらは比較的人数も落ち着いて“祭り”という程の人出もなく落ち着いた出発(罵声を挙げてたイタいおっさんには閉口したけど、リアルには初めて見た)、最終便だからもっと「記念乗車」みたいな乗客ばかりかと思ったら普通に「18切符でディズニーランド行きます」って感じの女性グループもちらほら、まぁこちらは臨時になって車両は変わるけど完全消滅って訳ではないからね。
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今日でこれらの表記も最後…

翌朝、改めて名古屋駅へ。「ムーンライトながら」は若干人が多いものの特に変わった雰囲気もなく分割のない9両のまま去っていき、大幅に遅れ明るくなってから到着した「富士・はやぶさ」は多くの人に見送られて去っていった。
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富士もはやぶさムーンライトながらも実際には乗車経験が無い。富士は小学生の時家族で正月に九州へ旅行することになったときに乗りたかったが、切符が取れず空いていた「みずほ」に乗ったっきり東京ー九州のブルトレは乗らずじまい。鉄分が一番濃かった高校の頃は夜行急行や旧型客車の衰退期でそっちがメインでむしろ急行を置き換える特急ブルトレは新幹線程ではないが目の敵だった。まさか全廃になるとはあの当時思わなかった。
ムーンライトの前身「大垣夜行」はお世話になったものの、若い頃は上京する口実が無く、社会人になってからはドリーム号ばかりで乗る機会がなかったな。でもどちらも無くなる事による喪失感は大きい、世の中がこういう列車を受け付けなくなっているのは頭で判っていても。