ブーツカウンセリング

ここ数年新兵器導入は、隠密行動のうえシーズンインしてから「サプライズお披露目」が恒例化してたんだけど、今回はブログ書いてる限り隠密行動は難しそうなのでまぁ公開案件としときましょう(w
今年の金子キャンプでそろそろブーツが寿命っぽいって話を金子氏に話したら「山本氏に連絡入れておいてあげるよ」「ブーツ自体は自分(金子氏)と(金子氏の)息子の分の発注の際についでに発注かけておくから、それまでに仕様を確定してきて」、とトントン拍子に話は進み4月半ばにスキーブーツR&Dにカウンセリングの予約をWebで申し込み。
しばらく音沙汰無しで「まだまだ先かな?」っと思ってたらシャルマンに行った翌日「5月16日(土)で如何ですか」とのメール、仕事が結構忙しくて休んでいいものか悩むシチュエーションではあったけど、ここで日程変更するとブーツの発注で金子氏に迷惑をかけてしまう可能性もあったので無理を言って休みを取り16日でGoと相成ったわけ。
早速、アシの確保で行きのバスを予約。ラスト1席の段階でギリギリゲット、ホッ
朝起きると結構な降りの雨、前後駅まで送ってもらって名鉄知立へ駅から少々歩いたバス停より「知多シーガル号」に乗車

前回乗った時は新東名経由だったのに、また東名経由に戻っていて東名江田への予定到着時間には大きな変化無し、乗務員交代も以前の新東名経由になる前は浜名湖SAでだったのがドリーム号でおなじみの三ケ日IC降りてすぐのJRバス関東の営業所になってたりと油断も隙もない(w まぁそこが面白いんだが
一回目の休憩地点、浜名湖SAでは傘もいらない程度の小降りとなり、二度目の休憩足柄SAでは雨も上がった

雨対策で大きめの傘持ってきたのに残りの行程お荷物状態
東名川崎ICより渋滞の情報はあったもののそれより手前の江田ではセーフで定刻着。あざみ野より田園都市線大井町線京浜東北線を乗り継ぎ田町で下車、昼食の後三田から都営三田線で白山へ
本当はR&Dの入居してるビルとか玄関撮っておこうと思ったんだけど、ビルは撮り忘れ、玄関はエレベーターの到着を察知したのかフロアに着いた途端山本氏のお出迎えがあったので撮りそびれた(汗、次回行った時にはちゃんと撮れるといいけど…
とりあえずツカミは金子氏ネタから始まり、軽い問診(体重とか、どんな用途だとか)から徐々に各部の計測へ
目盛り数値を読む計測は足の長さと幅くらいでカント角なんかは目視のみ(但し前向いたり後ろ向いたり膝を曲げたり伸ばしたりとかなり多角的には見てます)、後は触診。まぁ今回は実際に作るブーツは無いからチョイスするブーツのサイズを決める以外は傾向さえ分かれば確かに問題は無いか

今回は手前2台の装置は使いません、但し奥に見えるデジカメで多くのアングルから足および脚を撮影、これで3Dデータを作るらしい、前回コレは無かったかな?
一通りデータ収集が終わるとディスカッションに、ベースとなるブーツは金子氏つながりでノルディカは譲れ無いかな?ってところから始めて、まず硬さはおいといてDoberman WCで良いのか?、この先買い換えるであろう時期までに50歳は確実に超えると思うのである意味ルーズなDoberman GPにした方が良いのではという素朴な疑問から
これについては(オフレコかもしれないけど)フラッグシップモデルであるFIS対応モデルは樹脂素材的にコスト度外視してるので硬さが同じでも粘り、反発特性が違うから硬さが合って足に合わせられる技術がある人に作ってもらえるのならDoberman WCの方が良いと即答でした。
次に硬さは150は完全にオーバースペック。ただ、今回ハナっから130がターゲットなのでその点は問題無し、ただかいぞーさんがフレックスインデックスが170-150-130と展開しているアトミックで130がベターという話もあり、年齢も考慮するとひょっとしたらもう1ランク下げた110の方がベターって話が出てくるのでは無いかとも思い改めて聞いてみると「体重から見ても130で十分110まで落とす必要無し」とのお墨付きがもらえました
次にサイズについて、今履いてるブーツを作った時「足のアーチが加齢により落ちてきてるので6シェルはそろそろキツいですよ」とは言われたものの板のブーツセンターがズレるのが嫌だったのであえて6シェルで作ってもらった。それから7シーズン、コブとかに入ってもつま先が当たるような事も無かったしそれなりにアーチが落ち無いよう努力もしてきた。という状況説明はした、しかし返ってきたのは

  • 実測で足の長さが26.3cmあり、幅も100mmオーバー(w
  • 前回のブーツも実はつま先を加工してなんとか収めるようにしていたが、ブーツのポテンシャルを生かす事を考えたら加工はやらない方が良い

山本氏曰く局所的に当たるような所が無ければ意外と小さなシェルへの足入れは出来ちゃうそうで、ただその場合足はブーツの中で結構無理を強いられてるらしい
半分納得して「1シェル大きくしたくらいならブーツセンターの移動って鈍感な人なら影響少ないですか?」って聞いてみると「1シェルくらいなら無理してキツいシェルに足押し込む弊害に比べれば微々たるもの」だそうで295mmとかの公称ソールサイズについての薀蓄(これについては知らなかったの自分だけ?、個人的にはΩヾ(・∀・` )ヘーヘーヘーヘーヘーヘーでした)もあり納得の上7シェルにする事に決定
これでDoberman WC EDT130 7シェルを金子氏に発注する事になったのですが、終わりがけに「前回作成時にも説明したかもしれませんが」との前置きで(記憶に無い…)

  • 脚の形状をみると前傾過多
  • ノーマルのブーツの前傾だと脚の前傾過多の悪影響が出やすい
  • ブーツの前傾角度を起こしたいがその場合はベーシックコースでは無理でスペシャルコースになる

ということで
もちろんベーシックコースでの製作を拒絶する事は無いが、ブーツにどこまで要求するか考えてみてください
との宿題が出ました
サイドのジオメトリーは比較的静的なのでベーシックコースでも製作に支障は出無いけど、前後のジオメトリーでは動的なフレックスが影響するためスペシャルコースじゃないと出来ないそうで…。
スペシャルコースは値段もさることながら製作前の滑走動画データが必要なのに加えて、一旦製作後そのブーツを履いて滑った動画をブーツと一緒に持ち込んで再調整が必要なので、関東在住か関東出張が多い人ならいいんだろうけど現状ムリですね。
実はカウンセリング後金子氏に発注してもらうブーツの仕様を連絡しようとしたものの1週間ほど捕まらなかったので、金子氏には悪いと思いつつ山本氏にメールで「ノルディカ以外の他メーカーをチョイスすることで前傾の問題を解決することが出来るか?」ってメールを送ったんですが、なんかの手違いがあったらしく送って数日空いてからメーラーデーモンから弾き返されてしまったので「悪いことはできないな(w」って事で腹をくくりました。
重〜い宿題抱えてカウンセリングを終え、神田神保町を徘徊して夕飯食べて帰途へ


N700A(後で調べたらN700改の2000番台みたいですが)ぷらっとこだまグリーン車です

アルコールも入ったので特にN700Aを味合うまでもなくあっという間に名古屋到着でした。